ここから本文です

活動内容

サマーキャンプ 2012

サマーキャンプ2012 集合写真

 

開催日程:サマーキャンプ2012  2012年8月21日(火)15:00~ 24日(金)12:00
会場: デュープレックスセミナーホテル(茨城県守谷市)
参加者:生徒15名
(男12名・女3名)
(高3-1名・高2-3名・高1-3名・中3-4名・中2-4名)
(住所:茨城3名・東京1名・神奈川1名・長野1名・愛知1名・京都2名・奈良3名・鳥取1名・岡山1名・福岡1名)
(過去、科学へジャンプのサマーキャンプまたは地域版に参加した回数:3回1名・2回4名・1回6名・0回4名)
(点字使用9名・拡大文字か墨字使用6名)

保護者    14名
先輩大学生  3名(視覚障害者)
スタッフ    39名(内学生ボランティア14名)

 

タイムテーブル

8月20日

  (月)

ITワークショップ 参加者到着

(希望者のみ 10名(男8名・女2名/高2-3名・高1-1名・中3-2名・中2-4名)参加)

午後

ITワークショップ (Skypeの設定、使い方に慣れる)

8月21日

  (火)

午前中

ITワークショップ 

(アメリカの大学生と通信、Skypeを使っての伝言ゲーム) 

アメリカの大学生とスカイプ交流 伝言ゲーム

15:00

 ~18:00 

全員到着 サマーキャンプ 開会式

ウエルカムイベント

セミナーホテル外観 開会式 ウエルカムイベント

夕食後~

企業で働く視覚障害者の先輩を囲んでの談話会 

先輩の話 1 先輩の話 2

8月22日

  (水)

8:30

 ~10:00

ワークショップ1 

(音楽プログラミング・大きさと縮尺を考える・調べてわかろう)

音楽プログラミング 大きさと縮尺を考える 調べてわかろう

保護者会 

保護者会

10:30

 ~12:00

いろいろ体験ブース (詳しくはこちらをごらんください)

視覚障害者支援技術の開発・普及に取り組んでいる企業・大学・団体・NPO法人などが最新技術機器や便利用品、デイジー図書、数独盤(ゲーム)などの展示と説明を行いました。

【ケージーエス株式会社】 「点字を楽しく学ぶ新製品ブレイルスタディ」
【NEC株式会社】 「Windows画面拡大ソフト」
【有限会社アットイーズ】 「活字を自分に合った方法で読んでみよう!」
【NHK放送技術研究所】 「テレビに触れてみよう」
【新潟大学 工学部 福祉人間工学科】 「もっと知りたい、街のこと、宇宙(そら)のこと」
【筑波技術大学(情報システム学科)】 「技大の情報では何が学べるの? 卒業後の就職は?」 
【日本点字図書館】「体験しよう、デジタル時代の読書と学び―マルチメディアデイジーとサピエ図書館」
【NPO法人 SPAN & 宇都宮大学青木研究室】 「弱視者向け便利グッズ体験コーナー」
【NPO法人 サイエンス・アクセシビリティ・ネット】 「コンピュータの声で数学を聞いてみよう」「点字で科学の本を読んでみよう」 
【パズルコーナー】数独盤、動物将棋、三角錐パズルなど

いろいろ体験ブースでの様子

13:30

 ~16:30

ワークショップ2 

(ラジオを作ろう・酸とアルカリの中和・大規模データの処理)

ラジオを作ろう 酸とアルカリの中和 大規模データの処理

夕食後~

星空観察

星空を見に外へ 星がいっぱい みんなで眺めて感じる星空

8月23日

  (木)

8:30~

ミュージアムパーク茨城県自然博物館へ出発 

9:30

 ~11:00

博物館ワークショップ1 化石の型どり/触察

博物館へ 化石の感触 化石の型どり

11:00

 ~12:30

博物館ワークショップ2 触察/化石の型どり

イノシシの剥製を触る これは何の足? 昆虫のからだのしくみ

午後

博物館自由見学

恐竜の足! これはなにかしら みんなでバスで移動

18:30~

懇親会

懇親会の夕食はホールで円卓 ネコチーム、イヌチーム、トラチーム、恐竜チーム、の得点は? ステージは大盛り上がり

8月24日

  (金)

8:20

 ~9:50

ワークショップ3 

(数字当てクイズ・ルービックキューブ・屋内オリエンテーリング・ちょっと大人な数学の旅)

ルービックキューブ 地図を触ってターゲットを探します 先輩から学ぶ数学の話

10:00

 ~11:30

ワークショップ4 

(アルキメデスの墓・数学の新たな一面・天体のすがた)

アルキメデスの墓 数学の新たな一面 天体ってどれくらい大きい?

11:30

 ~12:00

閉会式 

 

 

参加した生徒の感想

 

Img_2513_r.jpg

高3 T くん(点字)

 僕がサマーキャンプに参加した主な目的は、数学が苦手なのでもっと数学に慣れて数学が好きになりたいということです。また、いつもは生活面以外でも親に頼りっきりなので自立が少しでも出来たらいいということと友達を作ることです。ひとつ目は達成しました。一番好きとはいきませんが、少し苦手ではなくなったと思います。そして大学生の方に「自分のスキルを上げなさい。」と言われました。自分のスキルを上げるということは、難しいですがサマーキャンプの時の緊張感を大事にしていこうと思います。友達はたくさんできました。

 ネットから数学へアクセスでは、3, 3, 8, 8を使って24にするという難しい問題を加藤君がすぐ解いてしまったのでビックリしました。僕ももっと早く計算ができるように訓練しないとヤバイなと思いました。次に大規模データ処理では僕は、今までのオリンピックの日本とイギリスのメダルの数や自分の住んでいる町をウィキペディアから検索するための言葉をたくさんのデータの中から探しました。ネットの中ではそれにヒットする言葉はすぐに見つかります。しかし、それは、人間が手作業で探したらとうてい無理なようなことをパソコンがやってくれているからです。パソコン、インターネットありがとう。ルービックキューブは、いろんなやり方があって楽しかったです。アルキメデスでは、アルキメデスが球の面積・体積、円柱の体積・面積そして三平方の定理(ピタゴラスの定理)までも知っていたということです。アルキメデスが実は、ピタゴラスよりも先に三平方の定理を知っていたというのならばこれではピタゴラスではなくアルキメデスの定理じゃないですか。そう思うとなんだかカッコいいです。

 博物館見学では、宇宙から地球やその自然や歴史について見てきました。宇宙では、隕石に触れたり隕石のにおい(鉄くさかった)を嗅いだり隕石を持ち上げてみたり隕石に磁石を付けてみたりしました。隕石は鉄のさびたようなにおいがしました。また磁石は付きました。隕石はとても重くて持ち上げることが出来ませんでした。地球のブースでプレートの模型や石のレプリカ、巨大なアンモナイトなどがありました。おもしろかったです。ワークショップでは僕の説明がとてもわかりやすかったそうです。また化石の型取りでは、アンモナイトと三葉虫のレプリカを作りました。三葉虫の先祖は絶滅してしまいましたがフナムシと同じ系統だそうです。

 いろいろ体験ブースでは、ブレイルメモが気になりました。なぜかと言うと紙を使わずにメモが出来るということとさまざまなパソコンやサピエのデータを取り込めるというところが興味をそそられました。しかし35~36万円するそうです。興味はあるけれども高いです。

 全体ではとても楽しかったです。ワークショップや博物館の見学、講義やパズル等のいろんなことをして自分が吹っ切れたような気がします。

 ご飯の量を減らしてほしかったです。あとシャンプーやボディーソープは体にやさしい物にしてほしかったです。また話をご飯の話に戻すのですがおかずの量も減らしてほしかったです。またお昼と夜のいずれかを魚にしてほしかったです。

 

 

高2 K くん (拡大ワード)

 僕はこのサマーキャンプに今回初めて参加しました。僕は小中学校は弱視学級でほぼ一人でした。高校からは普通学級に通っているので、視覚障害の人たちとはまったく関わりを持ちませんでした。サマーキャンプでの目的は、自分とよく似た状況の年の近い人たちと友達になり、弱視でも理系の分野でできることを見つけることでした。

 初めはもっと大規模にやると思い、忙しくてうまくやっていけるか不安でしたが、実際は意外と人数が少なく、お互いの距離が近くて仲良くなれそうだと思いました。そして実際に自分と同じ部屋の人やそれ以外の人と仲良くなれて良かったです。

 スカイプはたまに父が使っているので、ネットで複数の人でテレビ電話をするというイメージしかなく、ITワークショップで使い方を学べて良かったと思いました。今後も使っていきたいです。

 また弱視のためのツールがいろいろあることを知りました。

 僕が面白いと思ったワークショップはハノイの塔と一筆書きで、予想していたように難しい堅苦しいものはなく、会話をして実際に物に触れながら考えることはとても面白いと思いました。

 また田中先生のワークショップで全盲の人でもネットの文字を読みあげて情報を得られるソフトがあることに驚き、すばらしいと思いました。特に文字だけでなく数式を読み上げるものがあることはすごかったです。

 博物館では化石や隕石などにふれられ、いい体験ができて良かったです。特に、宇宙の分野が面白かったです。太陽のことや銀河のことなどを知ることができてよかったです。

 また僕は普段ルーペを使っていますが、体験ブースで小型の拡大読書機をみて視力がもう少し悪くなったとき必要かと思いました。またネットなどの画面上にある日本地図のような簡単な絵を凹凸で分かるようにするものがあることにとても驚きました。

 今回のサマーキャンプは初めてでしたが、全国の友達を作ったり、弱視や全盲の人のための新しい物に触れたり、他にもいろいろなことが出来て良かったです。このような体験は普段は出来ない貴重な体験だと思いました。また来年もあれば参加したいです。

 

高2 W くん(点字)

 今年で3回目の参加となりましたが、とても楽しい時間を過ごすことができました。

 この科学へジャンプに参加した目的は、友達を作ることと、ワークショップでいろんなことを体験し、学ぶことです。その目標は達成できたと思っています。

 私は、本当に最高のルームメートと友達になりました。いろんなことを話し合えたので本当によかったと思います。

 私は、ITワークショップにも参加しました。スカイプは私の姉が使っていましたので、やってみたいなぁと思っていました。同時に複数の人達としゃべったりできるので、おもしろいと思っています。これからどんどんスカイプを使っていきたいなぁと思っています。

 ワークショップで一番おもしろかったのは、パソコンを使って音楽を作ることです。私は音楽が好きなので、いろんな曲を作りたいと思います。

 いろいろ体験ブースで心に残ったものは、教科書を読み上げる機械です。一人でいる時にも墨字の本を見ることができるのでいいと思いました。

 博物館見学でおもしろかったところは、虫や鳥の鳴き声を聞くことができるところです。私はたまに虫の声に耳を傾けることがありますが、「あの鳴き声の虫はなんだろう。」と思っていて、博物館でその虫の声があったので、虫の声の正体をつきとめることができました。

 全体の感想としては、いろんな体験や勉強ができ、友達も増えたので、よかったと思います。機会があれば、今後も是非参加したいです。

 

 

高2 M さん(点字)

 初めて参加した今回のサマーキャンプで私が学んだこと、得たものはたくさんありました。「自分が通っている学校以外の視覚障害者との交流の中でさまざまな話題を共有して世界を広げる。」、「ふだんから学校の授業で鍛えてもらっている触覚を最大限に生かし、博物館でより発見の多い体験をする。」という二つの目標は、興奮の耐えなかった五日間の中で無事に達成することができました。

 サマーキャンプ初日、私がまず参加したITワークショップでは、仕組みも使い方もほとんど知らなかったスカイプにさまざまな方面から挑戦し、外国の方との交流という、想像すらできなかったことまで体験させていただきました。そしてこのワークショップを通じて学んだことは、このようなコミュニケーション手段は、どんどん使っていくことに意味があるのだということです。帰宅後私は、地元の友達とアカウントを交換し、さっそく長電話をしました。また、私たち視覚障害者のために、使いやすいソフトを作ってくださった方に感謝しています。

 博物館見学では、小さなものしか触ってこなかった三葉虫の化石を触察し、今まで気づけなかった細かい体の仕組みに気づくことができました。学校にいるだけでは絶対にできなかった貴重な化石をじっくり観察できただけではなく、レプリカを作って持ち帰ることまででき、この体験が私は一番楽しかったです。また、普段だったらじっくり触っていられない熊の毛皮の質には特に驚かされました。そして、中学生の時に生物の授業で行った動物の骨の観察で身に付いた知識は、キツネの足の触察に役立ち、活用できたと思います。

 サマーキャンプで友達になってくれた人達とは、これからもこまめに連絡を取り合い、情報の交換や話題の共有ができればと思っています。そして次の私の目標は、先輩方のように、大学生スタッフとして再びこの行事に参加するということです。そのためにも、さまざまな経験と知識を活用し、これからの学習に役立てていきたいと思います。五日間本当にありがとうございました。

 

高1 I くん (拡大原稿用紙)

 私がサマースクールに参加した理由は二つあります。

 一つは友達づくりです。同じ視覚障害のある人は、どのような生活をどのようにして送っているのかなどを聞いたり教えてもらったりすることにより、今後の生活が変わってくると思ったからです。目的達成できました。

 二つ目の理由は、得意な教科をもっと深く考えようと思ったからです。苦手な数学やネットも得意になれるかもとも思いましたが、これは少し悲しかったのですがネットは使えないまま時間が過ぎていきました。でも、正方形は分かりやすくてよかったです。

 天体観察はキレイでした。家の方よりも、とてもよく見えました。

 クイズは、難しかったです。

 体験ブースでは色々なものがあり、色々欲しくなってしまいました。

 いくつか忘れ物もしてしまいましたが、とても楽しい四日間でした。またこのような機会があれば参加させてほしいです。ありがとうございました。

 

高1 Yくん (拡大原稿用紙)

 僕はこの科学へジャンプというものに出会えてとても良かったと思う。この事は学校の先生から聞いたもので、最初はわからなかった。でも他の子も行くというので僕も行く事にした。

 8月20日から24日までの中で、体験した事のない事や、いろんな人と出会えてとても嬉しかった。初めてのことでうまくいくかが不安だった。でも、いろんな事をしたり話したりすると、すぐに楽しくなってきた。大人の人とも今まで以上に話すこともできたし、三つの大学の学生ともいっぱい話すこともできたし、全国から来た人とも友達になれたことが嬉しかったです。まったく知らなかった事を知る喜びや、また新たに自分自身を知ることもできた、とても大切な時間だったと思う。

 また教えてもらったことを使えるようになりたいし、またいろんな事を教えてほしい。来年もあるなら行きたいと思った。みんなと会えるのも楽しみだ。

 

中3 K くん(点字)

 僕は今年初めてサマーキャンプに参加させてもらいましたが、とても楽しい3泊4日間を過ごすことができました。ありがとうございました。

 今回僕は、この感想文で感想を交えながら、プログラムに添って話そうと思います。

 まず一日目は、僕は途中参加だったので、同室の人達や高校生の人達ともあんまり最初はしゃべれませんでしたが、ウェルカムイベントのゲームや、同室の人達と話していくうちに、だんだんと緊張が解けて普通に話せるようになりました。

 次に二日目です。二日目では初めてサマーキャンプのワークショップを受けました。二つともパソコンを使った授業で、プログラミングや、大規模データ処理、両方ともちょっと難しかったですが実践していくにつれて、その操作ができた時の達成感が沸いてきて、時間が経っていくにつれて、だんだんとおもしろさがわかってきて楽しかったです。

 星空観察会では、星はあまり視力的に見えませんでしたが、方向や説明を聞いて、見えなくてもうまく頭の中で形などをイメージすることができました。

 三日目では、博物館の専門のスタッフのみなさんのお陰で、化石の型取りやはく製を触って、その動物がどのような作りをしていて、どんな動物なのかがすごく良くわかりました。

 懇談会では、スタッフの人達といろいろな話ができてよかったです。

 クイズ大会では、問題は難しく、結果は最下位でしたが、自分の頭の中の知識を振り絞って、チーム全員で難しい問題を解けた時の達成感が沸いて、とにかくすっごく楽しかったので、来年もやってほしいです。

 四日目では、数学と理科のワークショップは、説明が具体的でイメージしやすくてわかりやすかったです。

 四日間を終えて僕が感じたことは、二つあります。

 それは一つ目が、いろいろな人に自分はなぜこれを感じたかというと、自分はこのサマーキャンプでいろんな人と話して、いろんな人がいろんなことを考えたり思ったりしていて、自分は一人じゃなくていろんな人に支えられて生きているということを、いろんな経験を積んできた同年代の人達と話して思ったからです。

 もう一つは、その人達と会ったということは運命であって、奇跡なんじゃないかと感じました。理由は、あんまり説明ができませんが、なぜだか直感的にそう感じたからです。

 本当に四日間ありがとうございました。そして四日間お世話になりました。

 また来年も是非参加したいですし、来年も是非サマーキャンプを行ってください。あったら絶対応募して、今度は全日程参加したいです。どんなに遠くても行きたいので、当たった場合はよろしくお願いします。

 

中3 T くん(点字)

 今回のサマーキャンプは、大変有意義かつ最高に楽しい4泊5日でした。たくさんの先生方、スタッフの方、大学生の方には心から感謝申し上げます。

 目的は、ワークショップに参加するだけでなく、新しい友達を作ったりいろいろな情報を得ることです。今回は大いに達成できたと僕は思います。

 ITワークショップでは、スカイプの使い方を学び、それを使ってアメリカの人と交流したり、ゲームをしてスカイプの便利さを知ることができました。音楽をプログラミングしようでは、音楽もコンピューターを使えば簡単に作れるということがわかりました。酸とアルカリの中和では、普段学校では使わない便利な実験器具で実験をスムーズに進めることができました。触って解けるルービックキューブでは、公式を使って自分の力で解けた時の達成感が嬉しかったです。アルキメデスの墓に刻まれた球と円柱の不思議な関係では、いつも数学の授業で使っている球の公式などをわかりやすく解説していただきとても勉強になりました。

 博物館見学ワークショップでは、はく製の観察が一番印象に残りました。実際に触ることによってあまり触ることのできない動物の骨や爪や毛並みを触れて楽しかったです。またこのワークショップのために使われた動物たちの命にも感謝したいです。

 いろいろ体験ブースでは、いろいろな機械やその説明を触ったり聞いたりできてとてもよかったです。また一度使ってみたいものも見つかりました。

 次回のサマーキャンプで取り入れてほしいことは、ITワークショップをみんなが受講できるようにサマーキャンプワークショップにしてほしいです。なぜなら、その方がよりみんなが友達になれると思ったからだ。

 また是非参加したいです。

 

中3 F さん(点字)

 サマーキャンプへの参加は去年に続いて2回目でした。今回のキャンプの目的は、パソコンをもっと活用できるようになることと友達と再会することでした。

 ワークショップではパソコンを使って音楽をプログラミングしました。妹がソフトを使ってパソコンでいろいろな曲を演奏するのですが、マウスで操作するので私にはできませんでした。だから今回自分でプログラミングして音が出せた時は嬉しかったです。ラジオも持って帰るのは大変でしたが、身近なもので電池も使わずラジオが聞けたことに感動しました。また、一筆書きにも法則があることも知ったし、オリエンテーリングでは大好きなリラックマを3個ももらうことができました。

 ITワークショップではスカイプを使ってアメリカの大学生と話せたことが心に残りました。帰ってからもスカイプを使って友達と話しています。

 博物館ではレプリカを作ったり毛皮や足を触って何の動物か考えたのが楽しかったです。

ひと口で4本足の動物といっても足の太さも爪の形もすべて違っていて興味深かったです。博物館や美術館に行っても説明を受けるだけで触ることなんてできなかったのでとても嬉しかったです。

 科学へジャンプは私の人生のターニングポイントになった大切なものです。今年も参加できて本当によかったです。もっとたくさんのことを勉強して私もいつかスタッフになって手助けできる人間になりたいです。

 ありがとうございました。

 

中3 Y さん (ワード原稿)

 私は昨年に続いて二年連続で参加しました。

昨年のキャンプがとても楽しかったので今年も参加できると知った時はとてもうれしかったです。しかし一つだけ心配なことがありました。それはほかの参加者の方と仲良くできるかということです。昨年は高校生の方とはあまり話ができず部屋での自由時間が楽しく過ごせなかったのです。しかし私の心配は初日に解消されました。人数が少なかったため昨年よりもたくさんの人と話をする事ができ自己紹介などにも多くの工夫がされていました。帰る前日にはクイズ大会もあり学校に行っている時には体験できないようなドキドキした気持ちを感じたり、まだあまり話していなかった人達とも話ができ楽しくて有意義な時間になりました。

 科学へジャンプに参加して一番感じたことは「人脈が広がる」ということです。昨年の科学へジャンプで出会った友達とは今もよく連絡をとっています。そのなかで授業などで勉強しにくいことがあれば相談したり体育祭や球技大会にはどうやって参加しているのか聞くことができます。今まで一人で悩んでいたことを友達と共有すれば「自分だけじゃないんだ」と元気が出てくるし、時にはよい解決策を一緒に考え出すこともできます。現在私は支援教室のない普通の中学校に通っています。友達や先生が色々な工夫をしてくれていますが、自分の障害のことをたくさん話せる友達はなかなかいません。そんな時に支えてくれるのは科学へジャンプで出会った仲間たちです。みんな同じような悩みを持っているので自分の思いを素直に表すことができるのです。そして仲間の頑張っている声を聴くと自分も頑張らなくてはと思えるのです。

 科学へジャンプではたくさんの貴重な体験ができます。どんなに学校の理科が難しくても楽しく授業が受けられるのは科学へジャンプのおかげです。そしてもう一つ、ここでは一生の仲間やスタッフの方々と出会うことができます。どんな時も素直になれる仲間、勉強がスムーズにできるようにアドバイスをくれる仲間や先輩、スタッフの方々…。科学へジャンプで出会った人たちみんなが自分の支えになってくれるのだと思うととても心強いです。

 来年もサマーキャンプに参加したいと思っています。そしてたくさんの仲間を増やしたいです。一緒に生活することでお互いのいろいろなことを知れるので宿泊型の研修がしたいです。そして私が大人になってもキャンプがずっと続いてほしいです。目に障害のある私たちの後輩たちが素晴らしい仲間たちと出会えるために。

 

中2 I くん (拡大ワード)

1.ぼくがサマーキャンプに参加した目的は、数学や理科などのワークショップで興味がある事を勉強したかったからです。また、ほかの参加者と交流するのも目的の一つです。ぼくが積極的に行動できなかったから、あまり達成できませんでした。

2.ラジオを作ろうのワークショップは興味があったので楽しく作れました。でも数字あてクイズはわかりにくかったです。

3.スカイプのワークショップは、らくらくスカイプのやり方を勉強したことで、いろいろな人と話して楽しかったです。

4.はくぶつかんのワークショップは、さんようちゅうのレプリカを作ったり、はくせいにさわったりして見て勉強して楽しかったです。

5.いろいろ体験ブースのワークショップは、あまりきょうみがありませんでした。

6.サマーキャンプの感想は、興味があったワークショップは楽しかったけど、むずかしいワークショップもありました。来年は自分のやりたいワークショップを自分できめてから参加したいです。

7.とても勉強になりました。ありがとうございます。今のままでじゅうぶんです。

 

中2 S くん (メール)

 今回僕は、自分にはまだ知らない事が沢山あると思い、この科学へジャンプに参加させて頂きました。

 実際に参加してみると前回とは違う友達や知識をたくさん得る事ができました。例えば講習では音楽をプログラムしたり、博物館で動物の毛皮やはく製に触ったりなど、驚くことばかりでした。友達ともアドレスを交換したり協力して助け合ったりすごく楽しかったです。

 将来この沢山の体験を勉強や友達作りに生かしていきたいと思います。今回は沢山の貴重な体験をありがとうございました。次回もまた参加させて頂きたいと思います。本当にありがとうございました。

 

中2 O くん(点字)

 僕は、今回の科学へジャンプの感想をひとことで言うとすれば、楽しかった以外に思い浮かびません。

 中でも一番楽しかったのは、博物館見学です。大きなアンモナイトの化石を触ったり、ディプロドクスの足の骨の実際の長さがわかったり、ヌオエロサウルスのしっぽの骨の並びがわかったり、隕石を触ることができたり、マンモスの足の形を触ったりできたからです。博物館でのワークショップもおもしろかったです。三葉虫の群れになっている化石や丸まっている化石を見た時はとても驚きました。

 ワークショップは特に酸・アルカリの中和がおもしろかったです。実験結果を自分で確かめることができたのでよかったです。

 クイズ大会やウェルカムパーティー、いろいろ体験ブースなどもとても楽しかったです。このイベントを通して他に参加していた人たちと仲良くなることができたのでよかったです。またやっていただきたいです。

 ITではスカイプを使う機会はあるのかと思いましたが、とても役に立つことが良くわかりました。

 本当にすべてがおもしろかったです。こんなにおもしろいんだったら来年も参加したいなと思いました。こんなに楽しいと思ったことが今まであったかなと言うほど楽しかったです。ありがとうございました。

 

中2 Y くん(点字)

 僕の参加した目的は、ワークショップで新たな経験をすることと、たくさんの人と友達になるということでした。自分では目的を達成することができたと思います。

 ワークショップでは、いろいろなことに気づくことができました。

 「大きさと縮尺を考える」では、自分の体などを使っていろいろなものの大きさや長さを測りました。すぐにものさしなどで測ってしまおうとするものでも自分の歩幅や身長、指と指の幅などがわかっていれば測れることに気づきました。自分の体で、目安になる長さをある程度覚えておき、日常生活で利用したいと感じました。

 「ラジオを作ろう」は、僕にとってはじめての経験でした。身の回りにあるものを組み合わせるとラジオを作ることができるということが発見でした。ラジオというのは複雑な機械というイメージがあったので、意外と簡単にできて驚きました。ものを組み合わせることの楽しさを知りました。

 「屋内でオリエンテーリング!」では自分の歩行をすることができました。地図の経路を頭において、反響音、ドアや曲がり角の数を参考に歩行をしました。このセミナーホテルの建物は複雑だったので自分の歩行に自信がつきました。さらに歩行の練習や経験を積んで、複雑な駅でも一人で歩けるようになりたいです。

 「数学の新たな1面に出会おう」では、一筆書きの楽しさを知りました。いきなり問題を解くのではなくさまざまな図形を触察して、点や線の規則性を見つけるということです。同じ図で、ひとつの考え方だけではなく、他の考え方もできるようになりたいです。一筆書きの問題にもチャレンジしてみます。

 ITワークショップでは、初めてスカイプを体験しました。複数人と会話ができるということに魅力を感じました。僕はこのワークショップ前、スカイプというのは会話だけだと思っていましたが、チャットなどを使いゲームができることにも気づきました。使い方をマスターしたので、いろいろな人と交流して、さらに友達の輪を広げていきたいです。

 博物館ではさまざまなものに触れることができました。

 三葉虫は古生代に生活していた生物の中で、僕が特に好きなものです。理由は頭とおしりで模様が違ったり、縞が入っていて丸まることができたりと、考えれば考えるほどおもしろい生物だからです。この授業を受けたことを機会に、もう一度詳しく調べてみたいです。

 動物のはく製の観察ではいろいろなポイントについて触察をもとに考察しました。足だけを詳しく触るのは初めてだったので、初めて知ることばかりでした。爪のつき方、長さ、太さや足の毛の生え方などです。また今まで動物のからだ全体のはく製を触察したことはありましたが、足など細かい部分を観察できていなかったことに気づきました。これからは大きな物でも、時間をかけられる時は全体をしっかり触察したいです。

 見学では恐竜の大きさに圧倒されました。どの展示物も全体をイメージするのはかなり難しかったです。

 いろいろ体験ブースで特に興味を持ったのは、「NHK放送技術研究所」さんの「テレビに触れてみよう」です。図を触ったりダブルクリックができたりと、自分が画面を見ているように思いました。

 また「新潟大学」さんのブースの星空の図がシンプルでわかりやすかったです。

 この五日間で本当にいろいろなことを体験・経験し、友達もたくさん作ることができました。これは、このイベントを企画してくださった方々やボランティアの学生スタッフの方々がいらっしゃったからです。本当にありがとうございました。感謝するとともに、僕も人の役に立てる人間になりたいと強く思いました。

 次回のサマーキャンプでは恐竜の生活や火山、地球の内部についてのワークショップを受けてみたいです。

 本当にありがとうございました。

参加した保護者の感想

 

s_20120820.jpg

 

(1) 見学されたワークショップ・ITワークショップ・博物館ワークショップについて

  • こどもたちに伝える工夫、能力、熱意の高さを感じました。

【大規模データ処理―コンピュータがこの世に生まれた本当の目的】

  • すごくおもしろかったです。3時間があっという間でした。一言で検索といってもいろいろなヒットのしかたがあるんだナーと感心しました。地図も座標でみてみるとおもしろいです。
  • ワークショップは、パソコンを使って調べるのを見学させてもらいました。3時間で長い時間でしたが楽しんで調べることを教えてもらい良かったです。
  • 新山先生の「大規模データ処理」を見学しました。先生の留学時代のお話がとてもおもしろかったですし、パソコンのお話の仕方もわかり易かったです。
  • 一人でのめり込んでしまい皆さんとずれてしまったりした様ですが、楽しく学んでいたとかと思います。

【酸・アルカリの中和】

  • 実験はいつも誰かがするのを見て、結果を知るという学校の授業と違ってすべてを自分で進めて行ける実験でとても楽しそうでした。達成感もあり実験の楽しさを教えていただきました。
  • 「酸の中和」を見せて頂きました。とてもワクワクした表情で実験を行っていました。「そうなんだ―」といろいろ知ることができとても楽しそうでした。また、たくさんほめて頂き、自信がつき、理科が益々大好きになったようです。
  • 化学の実験ではいつもおどろくことばかりです。今回は次々と実験が高度化して、集中して楽しく実験できたと思います。
  • 酸アルカリの中和は高度な実験を1つ1つ段階をふんでていねいに教えていただき、薬品などを“怖い”と思っていた意識を変えるきっかけになり、化学っておもしろいんだな、なるほどこうなるのか!という気持ちに変わっていく様子を見学できて良かったです。

【ラジオをつくろう】

  • 学生さんと生徒さんが力を合わせて作っていたのが印象的でした。 
  • ラジオが作れるとは思いませんでした。声が聞こえた時の子供の顔が忘れられません。
  • 「ラジオを作ろう」では電池も使わず身近なもので本当に放送が聞こえた時は感動しました。
  • ラジオが作れて、聴けたのは、本当に本人も楽しんでいて嬉しかったようです。

【ITワークショップ】

  • 今回は少し余裕を持って参加出来、アメリカの方とも交流でき楽しかったです。
  • 「ITワークショップ」は今回は学生スタッフもたくさんいたので、1人1人のレベル・問題点にあわせた細かい指導がしていただけたと思います。
  • ITのスカイプは姉が使っていて、パソコンを1人じめするので怒っていたが、今回、自分も出来る様になって、喜んでいると思います。是非、帰ってからも皆でつながって欲しいです。
  • ITワークショップでのスカイプでは、通話とチャットを体験できて、家に帰ってからも、皆さんとつながれるので楽しみです。らくらくスカイプは、全盲でも簡単に使えるので、娘(高3全盲)に伝えたいと思います。
  • スカイプの使い方に慣れる~交信~ゲームやしりとり~ etc はパソコンの可能性を深く知れてよかったです。同時に仲間と交流することの楽しさ、伝える事の難しさなど色々と分かりました。パソコンを使いこなせるようになってほしいなと強く思いました。
  • パソコンskypeの使い方だけでなく、しりとりで仲間ともり上がれたことがとても良かったと思います。
  • コンピュータの使用が少なく、経験が少ないので不安がありましたが、スカイプでつながって色々と楽しく学べて良かった。
  • スカイプによる海外との交流(コミュニケーション)は、海外に目を向けている子どもにとってとてもよい経験となりました。スカイプを知ることで、今以上に人の和が広がってくれればと思います。

【博物館ワークショップ】

  • 博物館はとても広いのでびっくりしました。ガラス越しにみるだけでなく、さわって体感できたのが私も楽しかったです。子供達の観察力にはおどろきです。
  • 今まであまりふれてこなかった分野に体験でき、驚きの声がかなり出ていました。感動した事はいつまでも忘れる事の出来ない思い出となったと思います。
  • 1日過ごすことができ、よかったです。親も三葉虫のレプリカをつくることができ、動物の生態も知ることができ、勉強になりました。
  • 博物館では普段触ることのできないものにも触れることができ、今まで知っていたつもりでも気付かなかったことに改めて気づくことができました。機会があれば外での活動にも参加してみたいです。
  • 私達も参加出来て楽しかったです。
  • とても興味を持てるテーマで子ども達はもちろん私達もとても楽しみました。普段、映像や画像でしかみたことのない動物たちの足をじっくり観察し、発表し、他の人の発表を聞いて共感する、普通に学校に行っているだけでは決して経験できないことができて、とてもありがたかったです。化石のレプリカ作りも楽しかったし、実際に本物の化石に触れることもできたし、とても良かったです。

 

(2)企業で働く視覚障害者の先輩を囲んでの談話会について

  • とても参考になりました。まず自立歩行ですね。それとコミュニケーションの大切さを痛感しました。
  • 7年~8年後の職業を思い描くのによい機会となりました。手に職をつける武器になるものが必要。子供にも分かりやすくお話して下さったと思います。目標を持つこと、色々な事に関心を持ち前向きに成長してくれたらと思います。
  • がんばれば、先輩方のように道は開けるのかなと希望がもてました。
  • 直接、先輩方と話が出来る事はなかなかないので、色んな方の話が聞けて、参考にしてくれたら良いなあと思います。
  • 実際に働いている先輩方の生の声を聞くことができて良かった。自分と同じ全盲の人でも社会の役に立っている事と、高い志を持って努力すれば企業で働けることがわかり励みになったと思います。話を聞く時間の後の談話会(対面方)テーブルを囲んで話す時間をもう少しとって欲しかったので、来年はよろしくお願い致します。
  • 先輩の生の声は大変参考になりました。コミュニケーション力が、障害があってもなくても大切ということが印象的でした。今まで、ついつい手や口を出しすぎていたと思いました。
  • 先輩方がどの様に就活されて、企業に勤められているのかよく分かりました。
  • 我が子と眼疾のよく似た先輩の話でしたので、共感出来ることもあり未来を描くことも出来た気がします。明るく頑張っている話が聞けてよかったです。
  • 川村さん、穂刈さんのお話が心にしみました。本人にも乗りこえてチャレンジしつづける大人になって欲しいと思いました。いただいた強いメッセージを大切に親も失敗を経験させて育てるということを守りたいと思います。
  • 視覚障害の方が少ない中で、先輩の話が聞ける事は貴重でした。分かりやすく具体的に話して頂き、本当に良かったです。
  • 自分の人生は自分の手で開いていかなければいけないことを痛感したと思います。
  • 高校では企業への就職はすごくむずかしいと言われていたので、とてもはげみになりました。

 

(3) ウェルカムイベント・懇親会について

  • たのしく参加できました。子供たちがすぐにうちとけてゆくようすがみえて良かったです。はじめは、自分から言えずにぽつんといた子が自分から「手引きお願いします。」とか「○○君どこにいる?」とか声がでたことにとてもうれしく思いました。懇親会のゲーム大会は大さわぎで楽しかったです。
  • 「ウェルカムイベント」子供達の自己紹介が面白かったです。
  • 「懇親会」先生方とお話をしながらお食事が出来楽しかったです。ゲームでは仲良くなった子供達の笑顔がとても良かったです。
  • 楽しめるイベント会に成ったと感じました。
  • 良く準備していただいて楽しく思い出に残るものとなりました。
  • 今回は部屋ごとに活動することが多かったので、新しく参加した子供たちと仲良くなる機会が少なかったようです。
  • お互いの紹介がおもしろかった。子供達も友達の紹介だと、自分の自己紹介の時より、多くの事を知る事が出来たと思う。
  • 自己紹介のアイデアとても楽しく聞けて良かったと思います。
  • 自己紹介では、とても上手に楽しく紹介されていて、司会の方もすごく上手だなと思いました。
  • 2人一組での自己紹介はとてもおもしろかったです。
  • 子供たち同士の自己紹介が大変おもしろく、お互いを知ることやコミュニケーションの大切さなどを学べた様子で良かったです。大学生3名の話も興味深く学生さん自身の「やりたいこと」を見つけて進路選択をし、学業にいそしんでいる姿は素敵でした。
  • サマーキャンプの成り立ち・精神がきけ、スッタフの皆さんを紹介していただきよかったです。
  • 自己紹介の仕方がおもしろかった。
  • 人と話をすることが苦手な子どもでも2人ペアになっての自己紹介は緊張をやわらげてくれるキッカケとなりました。
  • こども達の自己紹介はとてもおもしろかったです。仲良くなれるし、とても良い企画だと思います。

 

(4) いろいろ体験ブースについて

  • 便利グッズがおもしろかったです。100円ショップでも利用できるものがたくさんあることを知りました。新潟大学工学部福祉人間工学科の触地図サービスはすごいなと思いました。
  • 順番にブースを回ってすべてのお話が聞けたのはとても良かったです。もう2分程長いと良かったです。少し忙しかったです。
  • 多くの情報を収集でき、子どもたちのために活用できたらと思います。
  • 毎年いろいろなものが開発されて心強いなと思いました。
  • もう少しゆっくり見学したかったです。
  • 昨年までは、自分の気になるブースに行く!だったが、今回は短い時間ずつだったが、順に回る事になっていて、子供にとって良かったと思う。
  • 1ブース5分の後、30分好きなブースに行って下さいの時も、人気のブースはなかなか再度体験できなかったので、同じ様に5分で交代して欲しかった。
  • 最新の情報を知ることができ、良かったです。もっとゆっくりお話を聞きたかったです。知らない事が多く、もっと勉強しなければと思いました。
  • 最先端の機器を触らせていただき、今後必要になってくるものが何か具体的にわかりました。ひとつひとつは高価なものもあり大変ですが、必要に応じてそろえてやろうと思います。
  • 5分ごとがあっという間でした。楽しかったです。
  • 点字使用者と弱視さんと共通のブースもあったが、各々関係ないブースもあったので、5分ずつ見る時は各々分けて回れるように配慮してほしかった。
  • 最新の技術機器やデイジー図書、ゲームなど、手にふれ体験することできました。できれば1ブースの聞ける時間をもう少し長くしてほしかったです。
  • 弱視者なので使えそうな道具がたくさんあることをうれしく思いました。もう少しゆっくりまわれたらもっと良かったと思います。

 

 (5) 保護者懇談会について

  • 大学生のみなさんがどんな風に勉強されているのかがわかってよかったです。サピエに問題集や参考書があることがわかってよかったです。
  • 保護者の悩みは尽きませんが、経験を含めて質問にお答え下さる先生方、先輩方には感謝でした。ヒントを頂きながら子育て続行です。
  • 保護者間の交流ができました。
  • 先輩学生さんの話を聞くことができ、参考になりました。もう少し時間がほしかったです。
  • 中学生、高校生でも相談内容は異なるし、相談したいことでも他の人にあまり関係のないことで時間をさいてもらうのは悪い気がします。できれば中学生の部、高校生の部にわけてもらえればもっと聞きたいことが聞けるのですが…。
  • 他の保護者の方の話を聞いたりすると、自分が見えてなかった自分の子供の問題点が見えてきたりもして良かった。
  • 進学関連情報の先生・現役の全盲学生さん方のお話が大変参考になりました。勉強方法やコツなどの話を聞く時間がなかったので、保護者の自己紹介を短めにして、勉強方法などの話をもっと聞きたかった。
  • 学生生活、勉強の方法など細かい話を聞かせて下さってありがとうございます。
  • 大学受験・大学生活の貴重なお話、ありがとうございました。オープンキャンパスや大学へのお願いの仕方などよく分かりました。
  • 大学へ進学する頃のノウハウや学生生活での工夫などを聞かしていただいて良かったです。筑波技術大学の話なども教えて頂いて良かったです。高校、その先の展望が見えました。
  • 一人でいっぱい質問をしてすみませんでした。やっぱり本人が積極的にならなくては親がかわることは出来ないので、そのためにはやはり本人の決意を待ちます。
  • 他の保護者さんの悩みや考えが参考にできて良かった。又、質問への答えの返し方も分かりやすく参考になった。
  • 進学関連事項(大学)はこれから情報収集するつもりでしたので先輩学生の大学を選ぶときのポイント等の話はとても参考になりました。県によって学習対応(補助内容)が違うことがわかり、その悩みをどこで相談すればよいかも具体的に教えて下さったので、今後連絡をとって情報を得たいと思っています。
  • 大学進学のことなど参考になりました。まずは学力。応援していきたいと思います。

 

 (6)その他全体で感想がありましたら、お書き下さい。

  • 有意義な4日間でした。彼も私も成長しました!! ありがとうございました。
  • パワーポイントの使い方を教えて頂いてありがとうございました。説明の言葉を丁寧に数多く使われていて理解が早くできている様に思いました。ありがとうございました。
  • すばらしい。ありがとうございました。
  • 多くの先生方、学生さんのお力で親子で充実した5日間を過ごせました。親子で友達もでき、世界も広がり、また1年間がんばれる気がします。
  • 今回は日程が平日なので、人の出入りが多く、ゆっくり話す機会が少なかったように感じました。1年ぶりの子供たちの再会はおたがいの成長を確かめあうものになったと思います。
  • バタバタした時も少しは有りましたが、時間にあまりしばられず、親同士の時間も楽しめた。3年間、ありがとうございました。
  • 帰りは学生さんにお世話になって1人で飛行機に乗って帰ることに挑戦させて頂き、ありがたく思っています。
  • 今年初めて参加させていただきましたが、子供もとても充実している様ですし、私もお母様方とたくさんお話しできました。先生、スタッフの方々も良く見て下さっていて有難かったです。ありがとうございました。次回もぜひ参加したいです。
  • あっという間の、そして充実感たっぷりの3日間でした。子供の生き生きとした姿、障害の状況が悪くなっていく中で沢山の仲間、先輩方と出会え、前向きに生きる力をまた与えて頂きまして、とてもよかったです。親子ともども、これから色々なことにチャレンジし頑張りたいです。ありがとうございました。
  • 本当にお世話になります。親は先に帰ってしまいますが、実りの多い3日間でした。本当にありがとうございました。
  • 継続して開いてほしいです。私自身も他の保護者さんや先生・先輩の話から学ぶ事も多く、将来への不安が軽くなりました。
  • 今回初めての参加で、他府県の親子さんと交流できたことをとても感謝します。サマーキャンプの時の交流が今後の活動の範囲を広げていくきっかけとなりました。ありがとうございました。
  • 科学へジャンプのワークショップは、種類も多く、興味ある分野はとても楽しく、苦手の分野もおもしろさをみつけて理解できるようにしてもらえているので、うれしいです。親も子も友達も増えるしとてもありがたいです。

 

学生スタッフの感想

20120820113...

学生スタッフアンケート まとめ            回答者 10名

1.今回のサマーキャンプに参加しようと思ったきっかけは何ですか。

  •   視覚障害児・者に興味があったから 4名
  •  去年参加して楽しかった・また生徒達に会いたいと思ったから 3名
  •  視覚障害を持つ児童にも科学に触れてもらい、楽しさを実感してもらうという企画の意向に賛同した 1名
  •  ワークショップの内容や授業の仕方に興味があった 1名
  •  大学の先生からの紹介 1名
  •  ボランティアに興味があり、また、教員になるのに良い経験ができると思ったから 1名

 

2.当日までに届いた情報は十分でしたか。あらかじめ知っておきたかったことがあれば教えてください。

  •  十分だった 5名
  •  知っておきたいことがあった 5名 内訳:
  • 参加する生徒の情報(人数、年齢、全盲・弱視の別、薬の服用の必要など) 2名
  • 他大学の学生がどのくらいいるのか 1名
  • ワークショップ内での学生スタッフの役割 2名

 

3.サマーキャンプ中、困ったことや不安に思ったことがありましたか。具体的に書いてください。

  • 生徒の風呂の時間とミーティングの時間が重なって、スタッフミーティングに学生全員が出ることができなかったので、ミーティングの時間を考慮してほしかった(4名)
  • 女子が使用するお風呂は洗い場が4つと小さく、保護者の方も女性が多かったので、順番に入っていくと入浴が12時近くになることがあり大変でした。(2名)
  • 子供たちの就寝時間について深夜2時、3時に就寝しているということをほぼ毎日耳にしました。子供たちの寝たくないという気持ちも分かるのですが、相部屋の人がうるさくて、寝たくても寝れないという子供もいたので、1回でもいいからスタッフが各部屋の見回りをした方がいいのではないかと思いました。
  • 部屋の移動がある日に荷物の移動のタイミングを確認しておらず、宿の方に迷惑をかけてしまいました。
  • 机の配置が近かった気がします。それによって歩行する際、机の角にぶつかってしまうという光景を何度か目撃しました。
  • 私の下手な道案内で相手の人に理解していただけたかなどか不安でした。けれど大丈夫だったようなのでよかったです。
  • 視覚障害を持つ子どもに何か言ってはいけないことを言ってないかとか、道の説明もうまくできているのか不安で何回か落ち込みました。

 

4.プログラムに関して意見があれば自由に書いてください。

  • 最終日の流れがハードだったので、もう少し移動時間などを考慮して欲しかった。(2名)
  • 思ったより時間に余裕がなかったと思います。
  • 日立の先輩のお話は違う日の方がよかったのかなあと感じます。懇親会などがあってはしゃいだ後のお話で飽きてる子や寝てしまっている子が結構いました。まだ就職について明確に考えていない子がほとんどでしょうが、とてもためになるお話しだったと思うので、懇親会の前とかワークショップの後にした方がちゃんと話を聞けたのではと感じました。
  • 社会人の方のお話が私たち学生ボランティアにもとてもためになりました。ありがとうございました。
  • 博物館プログラムでは、スタッフも参加できて楽しかったです。
  • とてもよいプログラムだったと思います。

 

5.学生スタッフの役割に関して意見があれば自由に書いてください。

  • たくさん仕事を頂けて本当にやりがいがありました!
  • 子ども達を助けるだけじゃなくて成長させる事も考えなくちゃだめ と時間が経つにつれてわかってきました。そこまで考えられなかった私にも問題はあるかと思いますが、初めに少し忠告していただけるとありがたかったと感じます。
  • それぞれが周りを見ながら動くとともに全体を見て指示をしてくれたスタッフがおり、動きやすかったと思います。
  • 本来の役割としては生徒のサポート、誘導ということでしたが、接しているうちに親しみが生まれ、スタッフというよりも生徒たちにとってはお兄ちゃんお姉ちゃんのような存在だったように感じました。進路相談に乗っているうちに、連絡先を聞かれたこともありました。学生スタッフはどのような立場であるのか(生徒にとって談笑したり相談に乗ったりする近しい存在でよいのか、それともあくまでスタッフであるのか)わからなくなってしまうことがありました。
  • ワークショップ時の学生スタッフの役割が指示されておらず、ただそこにいるだけということが何回かあったので、事前にどのようなことを行えばよいか説明があればよかったと思いました。
  • 各ワークショップにおける担当スタッフがしておくべき事前準備、当日の役割についてまとめた資料があるとよかったと思います。
  • 今のままでよいと思います。

 

6.今回、科学へジャンプに参加して学んだこと、今後に生かせそうなことがあれば教えてください。

  • 生徒たちは皆私たち以上に前向きで明るく、中身は同じ歳の正常者と何ら変わりはないことを実感しました。 街中で困っている障害を持った方に出会ったら、迷わず声をかけていきたいです!
  • いままで視覚障害を持つ方と接したことがほとんどなかったので、いい経験になりました。また、彼らのほとんどが「自分でできることは自分でやる。できないことだけ手を借りる」という考えを持っていて、人に助けられてばかりな自分を恥ずかしく感じました。障害を持つということは悪い事ばかりではなく、むしろいい事がたくさんあるのではと感じました。私たちには見えないものがたくさん見えていると思うので、活発に発信して行って欲しいと思います。
  • 普段自分にとって当たり前のことがみんなが当たり前ではない。そして、ありがとうの言葉の大切さを学びました。学びたいという気持ちの大切さ。毎日を一生懸命生きることの大切さも学びました。これからの人生、そして教師になる上でとても良い刺激になりました。
  • 鳥山先生の実験を間近で見ることができ、理科教育の専門性に基づいた視覚障害児が自分でできてわかる工夫や指導を肌で感じることができました。
  • 障害を持っていても、みんなごくふつうの中高生でした。ふざけて叱られたり、寝坊して注意されたり。わたしたちは障害を持った人と出会ったとき、その障害に配慮することに意識が行ってしまい、その人の人格そのものと向き合うことを忘れがちなような気がします。また、保護者会のようなものも見学させていただき、障害を持つ子を思う親の気持ちの深さというものを目の当たりにしました。4日間を生徒さんとともに過ごしたことで、今時の中高生の雰囲気と同時に、障害を持つゆえに過ごしている特殊な環境にも触れることができました。これから障害を持つ子供たちと接していく上で、とてもよい経験になりました。
  • 生徒たちが、視覚に障害があると感じさせないぐらいとても元気で、驚かされました。また、自分が作成してきた構内触地図を実際に使用してくれている生徒がいて、今後構内触地図の研究への励みになりました。
  • 視覚に障害を持った方への接し方や誘導の仕方、食事の時や入浴時の説明など今まで知らなかった多くのことを知ることができました。
  • 手引きの仕方や配膳などにおいて気を付けるべきことが分かったのはもちろん、生徒さんたちの適応の速さを間近に見ることができました。また体験型の授業(ワークショップ)は私たちが聞いていても興味深いもので、生徒さんたちと一緒に楽しむことができました。

 

 

7.最終日に生徒の見送りに参加された方は以下の項目にもお答えください。

(1)事前説明は十分でしたか。もし、さらに聞いておきたかったことがあれば教えてください。

  • 十分 4名
  • 聞いておきたいことがあった 2名 内訳:

今回、駅までの見送りが初めてで、知らなかったのですが、電車が出発する30分前ぐらいにならないと、駅の係員の人が来てくれないということを事前に聞いておきたかったです。(今回は、係員の人が来るまで改札内の待合室で座って待っていました。)

事前説明は十分でしたが、私自身、東京駅になれていなかったこともあり、個人的に地図などを準備していけばよかったと思いました。

 

(2)見送りの途中で気になったことなどあれば自由に書いてください。

  • 生徒さん同士のお別れがきちんとできませんでした。もっとお話しさせてあげたかったなと感じました。