スタッフ紹介
科学へジャンプの活動は2008年のサマーキャンプから始まりました。 その後、2009年度~2011年度の科学技術振興機構(JST)の地域の科学舎推進事業による助成を受けて、 全国8ヶ所での地域版と全国版のサマーキャンプが連携して実施される体制が整いました。 以下は、JSTによる助成が終了した2012年4月の段階のスタッフの声を敢えてそのまま残す形で掲載しています。
代表・副代表
代表
鈴木 昌和
NPO法人サイエンス・アクセシビリティ・ネット
2007年春に一部の有志の発案で「科学へジャンプ・サマーキャンプ2008」が企画され、それを発展させる形で2009年度から2011年度まで科学技術振興機構(JST)の「科学へジャンプ・視覚障害者全国ネットワーク構築」事業により、全国版のサマーキャンプと全国8カ所での地域版キャンプが実施される体制が整いました。
「科学へジャンプ」のキーワードの元に、視覚障害者を教育・支援する人たちが、また生徒・保護者同士が、互いに連絡し合える全国規模のネットワークが出来たことの意義は極めて大きいと言えます。
2008年に雲をつかむような期待と不安の中でサマーキャンプを計画していた頃と比べると隔世の感があります。
今後は、中学・高校生だけでなく、大学生や若手の社会人も含めたコミュニティとして連携の輪が出来ないか、更に模索していきたいと考えています。
副代表
鳥山 由子
日本視覚障害理科教育研究会
科学へジャンプでは、「五感を使う」というサイエンスの本質が実感できます。
「視覚に障害があっても実験や観察ができる」だけでなく、「視覚に頼らないからこそ気づく」ことも多く、そのような「発見」を共有することは感動的な体験です。科学へジャンプでは、子どもたちが集団で知恵を出し合って学んでいます。
このように、普段はなかなかできない貴重な体験の場である科学へジャンプを、今後も息長く続けたいと思います。
サマーキャンプ実行委員会
科学へジャンプ・サマーキャンプ実行委員会のメンバーは→こちら
各地域の実行委員長
北海道地区 |
樋原 理恵 北海道教育大学 |
通常の学校に在籍する視覚障害児にとって、苦手なことは体育の「ボール運動」、美術の「写生」、そして理科の「実験と観察」であることを、自分の体験から充分知っている私にとって、「科学へジャンプ」は、子どもたちに「自分のからだで確かめて分かるってこんなに楽しいんだ」ということを実感できる場だと思います。視覚支援学校のみならず、通常学校に在籍する「見えない」「見えずらい」子どもたちが、たくさん参加できるようにと願っています。そして、視覚障害教育のノウハウ、専門性を維持・継承する場の一つとなることをめざしたいです。 |
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東北地区 |
猪平 眞理 宮城教育大学 |
宮城教育大学で視覚障害教育を担当しています。以前に盲学校の教員をしておりました。ミニキャンプではお子さん達が日頃は出会えない同世代の仲間と満面笑顔で楽しそうに学んだり、若い先生方が熱心に参加されて力を磨かれたりしている姿にやりがいを感じています。また、このワークショップは本学の学生の勉学の場にもさせてもらっています。東北が今後このネットワークを活かすにはさらに理解啓発の努力が必要ですが、皆様と力を合わせて発展を図っていきたいと思います。 |
関東地区 |
皆川 春雄 武蔵野大学 |
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北陸地区 |
高木 昇 富山県立大学 |
情報システム工学科に所属し、視覚障害者の移動支援を研究テーマの一つとしています。そのおかげで、この科学へジャンプと繋がる事ができました。任意団体、NPOが積極的に活動に加わっている事が北陸地域の大きな特徴と言えます。そして、子供達だけでなく、大人のための生涯教育としてのワークショップも併せて開催して行くことが出来ればと考えています。 |
東海地区 |
児玉 康一 愛知教育大学 |
不思議なご縁で、JASEB(日本視覚障碍理科教育研究会)に 2005 年から参加させていただいております。
エマルションという特殊な写真乳剤を使う、素粒子物理学の実験屋さんです。
日本福祉大学の柏倉先生から代表を引き継がせていただきました、柏倉先生、岐阜大学の池谷先生をはじめ、東海地区の皆さんに助けていただきながら、できるだけの事はしていきたいと思います。
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近畿地区 |
加藤 俊和 元京都ライトハウス |
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中・四国地区 |
河田 正興 川崎医療福祉大学 |
私は弱視学級や盲学校で1970年代から視覚障害教育に関わってきました。この間に先輩教師たちが考案し,私どもが受け継いだ「視覚障害児に特化した授業のノウハウ」を今後も守り伝えなければとの思いを強くしている昨今です。 |
九州地区 |
米田 博 福岡市立心身障害福祉センター |