7.最初に 全体を 俯瞰 した 情報を 与える。
例えば 開いた テキスト ファイルが どれくらいの 文字数で あるとか、 ワードが 何ページくらい あるのか、 と いう 情報は 見えて いれば スクロールバーの 長さなどで だいたい 予想が ついたり しますが、 音声の 場合は 事前に サイズなどを チェック しない かぎり 分かりません。 そこで 最初に 全体の 分量や 予定を 伝えて おくと 良いでしょう。 全体を 俯瞰 して 大まかな 構成や 量を 説明 した 後、 最初の 構成 部分の 概要や 量を 伝え、 説明 して いき、 次の 構成 部分に 移ったら その 概要や 量を 伝えてから 説明 する、 と いう 感じです。
テキスト ファイルを 作る 際にも、 それらに 留意 すると 良いでしょう。 例えば 私たちは 試験 問題を 電子 ファイルで 作る 際、 「この テストは 大問が いくつ あって それぞれの 小問が いくつ あるか」 「何に ついての 問題か」と いった ことを ファイルの 最初に 書くように して います。 HTML ページなどでも、 概要を 最初に 書いて、 見出し ジャンプを する ことで 効率 よく 情報を 取得 できるように 書く スタイルが 理想的です。
以上、 晴眼者講師が 視覚障害の 生徒へ IT系講義を する 時の 注意事項を 7点 挙げて みました。 繰り返しに なりますが、 生徒の 立場を 想像 して、 言葉で 積極的に コミュニケーションを とる ことが 一番 大事だと 考えて います。 生徒さんたちに 楽しい 時間を 過ごして もらい、 IT分野に 興味を 持って もらえる ことを 願って います。